新しい団員が増えた。日曜の昼下がり、ぴかぴかの一年生。まだ、みんなマゴマゴしててカワイイ。
「キンチョーしてるんだよね?」自分よりチョットだけ小さな子の肩に手をかけ、コーチに紹介する二年男子。
「よろすくおねがぃしますぅ…」少し顔がこわばっているぞ一年、リラックスダヨ。
あれ?この光景少し前にも見たね。つい半年前までは、二年の君も紹介される立場だったのにね。
成長したんだな…。
体育館のすみっこで、違う一年生のバッシュのひも、6年生がていねいに結んでくれている。
この光景も少し前に見たね。バスケって、バッシュのひもを結ぶことから始まるんだな。
誰かに教えられなくても、こうやって何年もずーっと引き継がれてきたんだ、って感じたよ。
仲間を大切に思いやる気持ち